口紅1本を使い切る期間は平均約12か月!|口紅の購入と消費に関するアンケート

新型コロナウイルスの感染症分類が季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」へと移行し、在宅勤務が主流だった企業も、年々出社の割合を増やしつつあります。1
こうした変化に伴い、コロナ禍と比べて日常的に化粧をする機会も増えていると思われます。 特に口紅などのリップメイクは、マスクを外す場面が増えたことで使用頻度が上がり、購入する機会も増えているように感じます。
一方で、口紅は中身が減りにくいため、購入しても使い切るのが難しいと感じる人は多いと思われます。 実際のところ、一般的にはどのくらいの期間で口紅を使い切っているのでしょうか。
そこで今回は、20~50代の女性565名に対して、口紅の使い切り期間や使用頻度、購入場所などといった、口紅の購入と消費に関する実態についてアンケートを実施しました。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~59歳の女性(インターネットモニター)
調査期間:2025年6月9日~6月10日
有効回収数:565名
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)
POINT
- 口紅を1本あたり1年以内に使い切る割合は43%
- 使っている口紅の価格が高い人ほど、口紅を使い切る期間が短い
- 口紅の商品に関する情報源TOP3は「コスメ情報サイト」、「SNS」、「メーカー、ブランドの公式サイト」
目次
メイクをする頻度
設問1
あなたは普段どのくらいの頻度でメイクをしていますか。

普段メイクをする頻度について質問したところ、週に5日以上メイクをする割合は46%でした。
普段使っているメイク品
設問2
あなたが普段使っている「メイク品」をすべてお答えください。(複数回答)

普段使っているメイク品については、「ファンデーション」が73%で最も高く、2番目が「アイブロウ」で62%、3番目が「アイシャドウ」で61%となっていました。「口紅」の使用率については54%でした。
口紅の所有本数
設問3
あなたは現在「口紅」を何本持っていますか。

口紅の所有本数について質問したところ、口紅を1本のみ所有している割合は17%となっており、本数の平均値としては3.8本でした。
また、6本以上持っているという人も17%見られました。
口紅の購入頻度
設問4
あなたはどのくらいの頻度で「口紅」を買っていますか。

口紅の購入頻度について質問したところ、1年に1回以上口紅を購入する割合は70%となっており、年間購入頻度の平均値は2.7回でした。
口紅の購入価格
設問5
あなたが現在、最もよく使っている口紅の価格をお答えください。

主に使っている口紅の価格については、「1,000円~1,999円」が32%で最も高く、次に「3,000円~4,999円」が21%で高くなっていました。
購入価格の平均値としては2,569円でした。
口紅の使用頻度
設問6
あなたが現在「最もよく使っている口紅」について、使用する頻度をお答えください。

主に使っている口紅の使用頻度を質問したところ、週に1日以上口紅を使用する割合は79%で、週あたりの平均値としては3.6日という結果でした。
また、週に5日以上口紅を使用する割合は37%いました。
口紅を使い切るまでの期間
設問7
あなたは普段、口紅1本を最後まで使い切るのにどのくらいの期間かかっていますか。

普段の、口紅1本を使い切るまでの期間について質問したところ、43%が「1年以内に使い切る」と回答していました。
一方で、「口紅を使い切らない」という割合も16%出ていました。
口紅を使い切る人について、使い切るまでの期間の平均値を算出したところ、12.6か月となりました。

主に使っている口紅の価格帯別に、普段の使い切る期間 を比較したところ、価格帯が高くなるにつれて、使い切る期間 の平均値は短くなっていました。
また、「使い切らない」と回答した割合 については、価格帯が低いほど割合が高くなっていました。
口紅の購入場所
設問8
あなたは普段、口紅をどこで買っていますか。あてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)

普段の口紅の購入場所について質問したところ、「ドラッグストア」が67%で最も高くなっていました。次に「モール型の通販サイト(Amazon、楽天など)」が29%、3番目に「バラエティショップ(ロフト、ハンズなど)」が23%という結果でした。
口紅の購入重視点
設問9
あなたが普段口紅を購入するときに重視していることをお答えください。

普段口紅を購入する際に重視していることについて質問したところ、「自分の好きな色である」が61%で最も高く、次に「自分の肌に合う色である」が56%で2番目に高いという結果になりました。
口紅の商品に関する情報源
設問10
あなたは普段、口紅の商品に関する情報をどこから得ていますか。あてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)

普段、口紅の商品に関する情報をどこで得ているかについて質問したところ、76%が何らかの形で情報を得ていると回答していました。
具体的な情報源としては、「コスメ情報サイト」が38%で最も高く、次に「SNS」が36%で高くなっていました。
まとめ
口紅の所有本数については、8割以上が口紅を複数本持っていると回答しており、平均的には約4本程度持っていることが分かりました。
口紅の購入頻度の質問では、1人あたりの年間の購入頻度は約3回となっていました。
また、口紅1本を使い切る期間については平均が約13か月で、年間約1本程度口紅を消費しているという結果でした。
購入頻度と使い切る期間を見比べると、平均値に差があることから、口紅1本を使い切る前に新しく購入するという人が一定数いることが考えられます。
さらに主使用品の価格別に結果をみると、商品の価格が高くなるにつれて、1本を使い切る期間も短くなっていました。また、価格が低い商品ほど使い切らない割合が高かったです。
このことから、高価格帯の商品は使い切るまで使い続け、低価格帯の商品は、ある程度使ったら買い換えてしまう、といった価格による消費の違いがあるのではないかと考えられます。
口紅の商品に関する情報源については、コスメ情報サイトやSNSなどインターネットが中心でした。しかし、口紅の購入場所は「ドラッグストア」が約7割で最も高くなっていました。
また、購入重視点としてはSNSの評価やブランドの知名度よりも、色の好みや自分に似合うかを重視する人が多くなっていました。
このことから、口紅の買い方として、情報はネットで調べて実店舗で実際の色味などを確認してから購入する、という買い方が多いのではないかと考えられます。
(digmar編集部)