日用品や食品の買い物もAIに相談する時代!|生成AIのプライベートでの使用についてのアンケート

ChatGPTやGeminiなどの「対話型生成AI」が登場して以降、ビジネスシーンにおける業務効率化ツールとして急速に普及が進みました。一方で、スマートフォンアプリや検索エンジンへのAI搭載が進んだことで、仕事以外の日常生活において個人的な目的で生成AIを利用する人も増えてきていると考えられます。
特に、インターネットショッピングなどオンラインでの購買行動において、消費者は従来の検索エンジンやSNSでの情報収集に加え、生成AIに「おすすめの商品」を相談する新しい探索行動を取り入れ始めているのでしょうか。
今回は、全国の男女569名を対象に、対話型生成AIのプライベートでの使用状況や、買い物の情報収集における活用実態、AIの提案への信頼度や実際の購買に至る割合についてアンケートを実施しました。
POINT
- プライベートで対話型生成AIを「月に数日以上」利用している人は全体の50%。
- 年代別では、20代の利用率が58%で最も高い。
- 対話型生成AIをプライベートで利用している人のうち、25%が「買い物の情報収集・相談」にAIを活用。
- 対話型生成AIを「買い物の情報収集・相談」に利用している人のうち、AIに提案された商品を実際に購入したことがある割合は72%。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:全国の20代〜40代男女(インターネットモニター)
調査期間:2026年2月2日~2月3日
有効回収数:569名
調査主体:弊社
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目次
生成AIのプライベートでの使用頻度
設問1
あなたは普段、仕事以外の日常生活で「対話型生成AI(ChatGPTやGeminiなど)」をどの程度使用していますか。

仕事以外のプライベートで対話型生成AIを使用している頻度について質問したところ、現在「月に数日」以上使用している割合は50%となりました。また、「ほぼ毎日使用している」割合は12%でした。

年代別で利用状況を見ると、「月に数日以上使用している」の割合は20代が58%、30代が53%、40代が43%と、年代が低くなるにつれて高くなる傾向が見られました。
生成AIのプライベートでの利用用途
設問2
あなたは仕事以外の日常生活で、「対話型生成AI」をどのような用途で使っていますか。当てはまるものをすべてお答えください。(複数回答)

現在プライベートで対話型生成AIを利用している人に使用用途を聞いたところ、「検索エンジン(Google、Yahoo!など)の代わり」が54%で最も高い結果となりました。また、「日常的な疑問に対する質問」が40%、「悩み相談」が30%と続きました。
「買い物の情報収集・相談」については、25%の人が利用していました。
買い物相談における生成AIの回答の信頼度
設問3
あなたは対話型生成AIを「買い物の情報収集・相談」で使用する際、AIの回答をどの程度信頼していますか。

「買い物の情報収集・相談」でAIを使用している人に対し、その回答内容をどの程度信頼しているか聞いたところ、「信頼している」「やや信頼している」を合わせた割合は88%でした。
生成AIで情報収集・相談をした商品の種類
設問4
あなたは「買い物の情報収集・相談」で対話型生成AIを使っているとのことですが、どのような商品を購入する時に対話型生成AIで情報収集・相談をしていますか。(複数回答)

生成AIに買い物相談をしている人に対し、実際に相談した商品のジャンルを聞いたところ、「食品・飲料」が56%で最も高く、次いで「日用品・雑貨」が52%、「家電製品」が46%となりました。
生成AIから提案された商品を実際に購入したことがあるか
設問5
あなたは買い物の情報収集・相談で、対話型生成AIから提案された商品を購入したことはありますか。

生成AIから提案された商品を実際に購入した経験については、「何度も購入したことがある」と「1〜2回程度、購入したことがある」を合わせた割合は72%となりました。
まとめ
プライベートでの対話型生成AIの使用状況については、20~40代の半数以上が使用していると回答しており、生成AIが日常生活の中でも身近なツールとなっていることがわかりました。特に20代では使用率が約6割に達しており、若年層ほどAIの活用が日常生活に浸透している傾向が見られました。
利用用途としては「検索エンジンの代わり(54%)」が最多であることから、従来の「検索窓にキーワードを入力して自分で情報を探す」行動から、「AIに質問して直接答えを得る」行動へのシフトが進んでいると推測されます。
また、プライベートで対話型生成AIを使用している人の25%は「買い物の情報収集・相談」にAIを活用していました。さらに、「買い物相談」でAIを利用している人は、AIの回答に対する信頼度が高く、実際にAIに提案された商品を購入した割合も7割を超えており、AIの提案が消費者の購買判断に一定の影響を与えている可能性も示唆されています。
興味深い点として、相談する商品のジャンルは、スペック比較が必要な「家電製品(46%)」以上に、「食品・飲料(56%)」や「日用品・雑貨(52%)」といった日常的に購入する商品が高い割合を占めていました。これは、高額商品や専門性の高い商品の検討だけでなく、「今日の献立に合う食材」や「コスパの良い日用品」など、日常のちょっとした悩みをAIに壁打ちして商品を探している可能性も考えられます。
これらの結果から、生成AIは単なる情報検索の手段にとどまらず、消費者の生活の中で「相談相手」や「意思決定のサポートツール」として活用され始めていると考えられます。企業にとっても、消費者が商品情報に接触する新しいチャネルとして、生成AIを介した情報接点が形成されつつあると言えるでしょう。
特に若年層をターゲットにした商材や、日用品、食品を扱う企業ほど、自社の商品情報がいかに生成AIに正しく認識され、消費者にとって有益な形で提示されることが重要になっていく可能性があります。
今後は従来のSEO対策やSNSマーケティングに加え、AIを介した情報流通の最適化(AIO・LLMO)を視野に入れたデジタル戦略が求められる場面が増えていくと考えられます。
(digmar編集部)
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