夏の時期にも鍋を食べる理由とは?夏鍋についてのアンケート調査

冬の食卓の定番である「鍋料理」ですが 、夏の暑さによる食欲減退や、エアコンによる体の冷えなど、夏特有の課題に対して「鍋」を活用するという選択肢もあります。近年では「トマト鍋」や「レモン鍋」といった定番とは異なる種類も登場していますが、実際のところ、夏の時期の鍋はどの程度食べられ、どのような理由で食べているのでしょうか。
今回は、夏の時期の鍋の喫食頻度や夏鍋を食べる理由・食べない理由、夏に食べたい鍋の種類などについてアンケートを実施しました。
調査結果サマリー
- 夏(6~8月)に鍋を食べると回答した割合は30%。
- 夏(6~8月)に食べたことがある鍋の種類は、「しゃぶしゃぶ」が39%で最も高く、次いで「すき焼き」が31%、「キムチ鍋」が30%。
- 夏に鍋を食べる理由は「野菜をたくさん摂りたいから」が40%で最も高く、次いで「調理がラクだから」が39%で高い。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20〜69歳の男女
週3回以上自炊し、夕食の献立・購入に関与している方
普段自宅で鍋を食べることがある方
※スクリーニング調査で「自炊頻度」「夕食の献立・食材購入にどの程度関与しているか」「鍋を食べる頻度」を質問し、条件通過者を本調査対象者として設定。
調査期間:2026年5月14日〜5月15日
回収数 スクリーニング調査:1000名
本調査:296名(うち夏に鍋を食べる層131名、夏に鍋を食べない層165名)
※グラフは小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%でない場合があります。
季節ごとの鍋を食べる頻度
設問1
あなたは普段、自宅で「鍋」を食べることはありますか。季節ごとに、だいたいの食べる頻度をお答えください。(各単一回答)

季節ごとの鍋を食べる頻度について質問したところ、鍋を食べる割合が最も高かったのは「冬(12~2月)」で85%が食べると回答しました。
一方「夏(6~8月)に鍋を食べる」と回答した割合は30%でした。
夏に食べたことがある鍋の種類
設問2
あなたがご自宅で食べたことがある鍋の種類を「冬(12~2月)」と「夏(6~8月)」でそれぞれすべてお答えください。(各複数回答)

夏(6~8月)に食べたことがある鍋の種類については、「しゃぶしゃぶ」が39%で最も高くなりました。次いで、「すき焼き」が31%、「キムチ鍋」が30%、「寄せ鍋」が24%という結果でした。
冬(12~2月)に食べたことがある鍋の種類を比較すると、順位の違いはありますが、上位の項目としては共通していました。
夏に鍋を食べる理由
設問3
あなたが夏の時期(6~8月)に鍋を食べる理由をすべてお答えください。(複数回答)

夏に鍋を食べる層に対してその理由を聞いたところ、「野菜をたくさん摂りたいから」が40%で最も高く、次いで「調理がラクだから」が39%、「鍋が好きだから」が37%という結果になりました。
夏に鍋を食べない理由
設問4
あなたが夏の時期(6~8月)に鍋を食べない理由をすべてお答えください。(複数回答)

一方の夏に鍋を食べない層にその理由を聞いたところ、「夏は熱いものを食べたくないから」が53%で最も高く、次いで「部屋・キッチンが暑くなるから」が35%、「食べて汗をかきたくないから」が34%という結果になりました。
夏に魅力的な鍋の種類
設問5
あなたは、夏に鍋を食べるならどんな鍋が魅力的だと思いますか。(複数回答)

夏に食べるならどんな鍋が魅力的かを聞いたところ、「キムチ鍋」が29%で最も高くなりました。次いで「しゃぶしゃぶ」が26%、「レモン鍋」が22%で高かったです。
まとめ
夏(6〜8月)に鍋を食べる割合としては、約3割の方が夏の時期にも鍋を楽しんでいることがわかりました。
夏に鍋を食べる理由としては、「野菜をたくさん摂りたいから」(40%)や「調理がラクだから」(39%)が上位に挙がっており、手軽に野菜を摂取できるメニューとして支持されていると考えられます。
実際に夏に食べられている鍋の種類を見ると、「しゃぶしゃぶ」や「すき焼き」、「キムチ鍋」などが上位を占め、冬に食べられている項目と大きな違いはありませんでした。
一方で、「トマト鍋」(12%)や「レモン鍋」(10%)を夏に食べたことがある割合は依然として低くなっています。
このことから、現状の夏鍋ユーザーは年間を通じて定番の鍋を楽しんでおり、定番以外のバリエーションはまだ十分に浸透していないと考えられます。
夏に鍋を食べない層の理由としては、「夏は熱いものを食べたくないから」(53%)が半数を超えたほか、「部屋・キッチンが暑くなるから」(35%)、「食べて汗をかきたくないから」(34%)といった、調理時や喫食時の「暑さ」が大きなハードルとなっています。
しかし、全体に対して「夏に食べるならどんな鍋が魅力的か」を聞いたところ、「キムチ鍋」(29%)や「しゃぶしゃぶ」(26%)、「レモン鍋」(22%)といった、辛い系やさっぱり系の鍋が上位にランクインしました。
これらの結果から、今後「夏鍋」のトライアル層をさらに拡大していくためには、消費者が夏に魅力を感じやすい「辛い系」や「さっぱり系」フレーバーの積極的な訴求が求められます。同時に、最大の障壁である暑さを解消するため、電子レンジを活用した火を使わない調理法など「調理時の暑さを防ぐ工夫」をセットで提案していくことが、夏鍋普及の鍵となるでしょう。
(digmar編集部)