調査手法

訪問調査 事例

Case1:実態の把握からコアターゲットのプロフィールを作成したい

クライアント企業

調味料メーカーA社

商材

家庭用調味料

課題の詳細

Y社は自社の調味料の売り上げ不振の原因について、若い主婦の調理離れや調理技術の低下、また調理ニーズ自体の変化と考えている。
しかしながら、実際の家庭での実態が詳細に把握できておらず、ターゲット家庭の様々な調理状況を理解したいと考えている。
インターネットアンケートなどでは、補足や深堀ができないのでそれらを引き出すためには、調査員がより深く質問できる訪問調査が必要と判断した。

調査設計
  • 首都圏在住の2人以上の世帯の既婚女性 n=300
  • 調理に関わる人のプロフィール、調理時間、利用道具、当該調味料関連メニューの作り方や使用材料など調理実態を聴取し、潜在的なニーズについてその背景を詳細にヒアリングする。
  • 調理スペースの状況、配置などを観察・記録する。
課題解決のSTEP

・プロファイルを明らかにすることで、コアターゲットが明らかになった。
・新商品の開発の為にコアターゲットを対象にしたアイデア抽出の為の定性調査を行うことにした。

Case2:家庭での調理器具の使用実態を詳細に把握し、商品開発のためのニーズを探りたい

クライアント企業

調理器具メーカーA社

商材

調理器具

課題の詳細

調査対象者の家庭で使用されているお鍋やフライパンなどの調理器具を、種類や形状、材質、使用感などを、詳細に分類して聴取したい
現在使用している調理器具を確認したうえで、使用理由や保管方法、料理の頻度などの使用実態をアンケートで定量的に把握したい

調査設計
  • 首都圏在住の男女 20~60代
  • 訪問面接調査 50問 n=500
  • 対象者が現在使用している調理器具を実際に確認しサイズ、深さ、材質ごとに分類。その上で使用実態を聴取する。
課題解決のSTEP

対象者のお宅で実際に使用しているフライパンを確認させていただいたところ、単身世帯では20cmのフライパンが最もよく使われており、世帯人数3人以上の世帯では24cmの大きいフライパンが最も使われていることがわかった。また、フライパンの深さは深型のものが最も多く使われていることがわかった。
その後の使用実態では、単身世帯者の多くがフライパンとお鍋を兼用で使っていることがわかった。
この結果から、深型フライパンのサイズ展開を増やし、ライフスタイルごとに使いやすい商品の開発をおこなうことになった。